2020/03/04 06:43

どうも工場長です!


20minutes recordsの第3弾リリースをお知らせします!


江崎 掌

"希望の牧場"


3曲入りカセットテープ!

税込¥1,500で、同内容のCD-R付き。


江崎 掌(えざきしょう)というアーティストについて、自分が感じたイメージなどを少々

rinamameとのユニット「Orquesta Gerbera」主宰

エマニエルサンフラワーではコーラスとマンドリンを担当

ソロではフィンガーアコースティックギターと歌うたい

と、幾多もの顔を持つ彼ですが、


ソロでの彼の演奏は、感覚的な部分と、計算された叙情的な部分の同居が、絶妙なバランスで保たれているように感じます。

静かな優しさと、ひりつくような強さと怖さが同居する素晴らしいアーティストです。


歌うたい、でありながらギタリストであり、マンドリン弾きであり、エンターテイナーでもある彼ですが、やはり自分は彼を表現する際に

「音楽家」

という言葉が頭に浮かんでしまいます。


では現時点で、世界で一番、恐らく江崎掌本人よりも、この作品を聴きまくった工場長の、勝手なレビューを書こうと思いますw


今作のタイトルともなっているA-1

"希望の牧場"

福島県双葉郡浪江町にある同名の牧場での体験を元に書かれた曲であり、今作をリリースする、きっかけになったであろうこの曲。

リリックを聴いて頂ければ分かりますが、この歌はこの牧場の、悲しくも儚い、滅びゆく日常を、静かに歌っています。

まるであの、真っ黒な牛の瞳のように、深く。聴く者の奥に、そっと届くように。

恥ずかしながら工場長は、この牧場の事を知りませんでした。この歌で存在を知り、調べてみたりしました。

これこそが、この歌をこの距離と温度で歌った江崎の意図するところだったのかなあ、と考えたりしました。


そしてB-1

"デラシネ"

牧歌的なメロディーと、彼の人生観、男の美学が垣間見えるリリックとの対比が見事に絡み合ってます。

自らを根無し草と嘯く、ニヒルでシニカルでキザな伊達男、しかしその奥で焦がし続けている純粋な魂の炎。

耳と心に残る、郷愁を感じさせる見事なギターフレーズとリリックとメロディーの融合が、とても高い次元で成し得ている曲。


B-3

"向日葵と太陽"

エマニエルサンフラワーに江崎が書いた曲(ジャステイスガールEPに収録)のセルフカバー。エマサンで宮下が歌う同曲と聴き比べてみるのも面白いと思います。

同じ曲とは思えない程の違い、世界観すら変わって聴こえてくるような、しかしどちらのアレンジも素晴らしいと思います。

完全に余談ですが、工場長はこの曲のサビ

「二個の心臓が〜」

というのをエマサンverを聴いた時からずっと

「巫女の心臓が〜」

だと勘違いしてましたw


以上の三曲で構成される今作、素晴らしい内容となってます。

温かみのあるフィンガーアコースティックギターと歌の中に、そっと忍ばせた「毒」や「影」が、江崎掌というアーティスト独特の陰影を意味深くするのだと感じました。


3/11発売開始ス!

通販ではこちら20minutes recordsオンラインSHOPにて現在、予約受付中です。

レーベルSHOP予約分は3/11に発送予定です。


ぜひ多くの人に触れて頂きたい作品です!


-ヨシキ(20minutes records工場長/異ナルニ非ズ)